マティス展に行ってきました。 お出かけ 2024年03月09日 どうもこんにちは菌です。今日は国立新美術館で開催中のマティス展に行ってきました。去年の夏にもマティス展はありましたが、こちらは晩年あたりの切り絵をメインにした展示のようです。コロナ禍の影響でかなり延期されたため、都立美術館でのマティス展と近くなってしまったようです。 入り口の写真は撮影禁止だったので、ポスターを。撮影に関しては後半のみ可ということでした。結構混んでいるという噂を聞いていたのでちょっと心配だったのですが、入口が少し混んでいたくらいで、絵と絵のスペースもかなり取られており、思ったよりもゆったりと鑑賞出来ました。 前半は画業を始めたばかりの頃の油絵や彫刻、デッサン、それから舞台衣装などが展示されていました。彼のアトリエにあった小道具やタペストリーもあって、また違った角度でマティスを知ることが出来ました。去年はこのあたりがメインだったのですが、今回は晩年近くの作品が多いため、油絵などは少なかったです。それから前の展示よりも写真などが多く飾られていたのが印象的でした。 今回の目玉の作品。ここからは写真撮影可のスペースになっていました。比例するものが近くに無いので分かりづらいですが、かなり大きいです。とてもカラフルで可愛くて個人的に大好きです。 これはタイルに直接絵を描いたもの。こういうコースターが欲しくなる。 礼拝堂のドアのスケッチ。こちらは去年も展示されていました。 礼拝堂のステンドグラスの一部。何故か片方がめちゃくちゃ明るかったです。日差しの強さの差を出したかったのかな? こちらも結構大きめな作品。タイトルは蜜蜂。凄い抽象的だけど言われてみると蜂だ!ってなるのが凄い。これも可愛くて好き。 教会の人(司祭様でいいのかな)が着るローブのようなもの。これは一部で、結構な数のデザイン画がありました。どれもカラフルで独創的なデザインで、この頃のマティスのマイブームなのか、海藻っぽいデザインが多かったです。 後半は全体的に切り絵作品が多く、より一層作品が大きめに描かれていました。一度大病を患った影響もあったようです。それから建物内のデザインの依頼も多かった、というのも一因だったみたいです。存命中に日本での展示会もあったようで、その関係の作品もいくつかありました。この辺りは去年の展示には無かったものなので、色々勉強になりました。 そしてもうひとつの目玉、完全再現されたロザリオ礼拝堂です。ステンドグラスの光がとても幻想的で美しかったです。数分の間に日が傾いていくので、現地のようにステンドグラスの影がゆらりと動いていく様が見れます。真夜中だと一番最後のような感じで、ろうそくだけが灯る空間になります。本当にめちゃくちゃ綺麗だったので、これだけのために訪れてもいいくらいでした。写真には撮っていませんが、壁に描かれている宗教画なども完全再現されています。凄かった。去年は映像でしか見れなかったので、本当に良かったです。本当に楽しかった~!! PR