私はあまり表立って言ってはいないが、MSSPをそれなりに追いかけている。でもライブに行ったり、実況をすべて追いかけている訳でもないので、今回あろまが語った信者のカテゴリには入らないと思っている。一応ニコニコでモンハンやってた頃から見ていました。
そんなグループのひとりが、実況者ではなく、ひとりの役者として舞台に立つことになった。台本は無く、医者からの問いかけにほぼアドリブで答える形式のものだ。なので演者の性格が物凄く出る舞台だった。
最初から最後まで、あろまは冷静で、かつ合理的で、それでいてちょっとした遊び心も忘れない、やはりMSSPのひとりなのだなあと思わせる言動が多かった。終始ウニの話ししてたのと、アユムちゃんが初老のおっさんになることを心配してたのがちょっと面白かった。でもいくら適応してるとはいえ、8歳の女の子がおっさんになったら大変でしょ、って心配しちゃうよね。
最後の医者からの問いかけに対しても、ユーモアを交えつつ、冷静な判断を下しているのも、たくさんの場数を踏んだ彼らしい答えだと思った。終始医者である父と娘であるアユムちゃんの心配もしていて、普段は毒舌キャラとして通しているものの、その芯は優しいのだろうなあと感じさせる発言が多かった。機械の身体に関しても、いつまでも厨ニ心を忘れない彼なら承諾するだろうなという予想も出来てたので、最後はやっぱり、という感じだった。脳みそだけの姿を見てマモーは無いだろ、って医者のツッコミに耐えられなかったし、腕に銃を付けられるか詳しく聞く姿勢にも耐えられなかった。思わず声を出して笑ってしまった。
舞台の時間にしてはそんなに長くないものの、彼の根本に迫る良いシナリオだと思った。他の方のバージョンを見ていないので、こんなに安定した話の流れになっているのか、逆に気になってしまったので、時間があればそちらも見てみたいなと思わせる、面白い舞台でした。