大巻伸嗣「真空の揺らぎ」展に行ってきました。 お出かけ 2023年12月10日 どうも菌です。今日は国立新美術館にて開催中の真空の揺らぎ展に行ってきました。入場無料で巨大インスタレーション作品が楽しめるそうなので、父と友人と一緒に行ってきました。めちゃくちゃ綺麗でとても良かったです。 入り口。今回は二階でやっていました。無料ですが内容はほぼほぼ有料のものと変わらないです。それから、二階では他にも無料の展覧会がいくつか開催されていました。私は行けなかったけど、父が行って大満足だと語っていました。 グラビティアンドグレイスという作品。巨大な壺のようなものの中にライトが仕込まれており、ゆっくりと上下運動をしています。壺は切り絵のようになっており、光によってさまざまな影を生み出しています。写真だと分かりづらいかもしれないですが、目が痛くなるくらい眩しかったです。 ゆらゆらと動く影も凄い綺麗。これが無料でいいんですかね。 壺の切り絵部分。植物やヒトも含めた動物などの様々なモチーフが刻まれています。切り絵なので何となく和の雰囲気を感じますね。 この巨大インスタレーションを通り抜けた先の休憩所では、氏のスケッチや、今回の作品の配置などを決めるミニチュア作品なども置かれていました。映像作品もあったんですが、時間が無かったのでちょろっとだけ見ました。残念。 こちらが今回の展示のタイトルにもなった真空の揺らぎです。薄い白い布を波のように揺らめかせています。部屋の中は真っ暗なので、目が慣れてから進んでくださいと学芸員さんから注意がありました。割とすぐ目が慣れるので大丈夫でしたが気を付けた方がいいかも。 とにかく巨大で、それでいてとても静かで、美しい作品でした。布の揺らめきが波みたいだなーって思いました。氏の中では、これは動的彫刻作品なのだそうです。現代アートって難しい。でもテーマとかそういうのは理解できずとも、直感で綺麗と思える作品に出合えるのはとても嬉しいですね。ちなみにダンサーさんとのコラボレーションイベントなども開催されているようです。無料なのにいいんですか(二回目)。 真空の揺らぎを抜けると、氏のドローイング作品がずらりと並んでいます。これもインスタ映えしそう。後半の作品はちょっとホラーっぽいと友人と話してました。何か底知れぬ恐怖感があるんだけど私たちだけでしょうか。なんか小綺麗じゃない古民家って怖いじゃないですか。 今回の展示は入場無料という破格のものでしたが、どれも素晴らしい作品で、思わずこちらがチケット代を払いたくなるくらいでした。図録を買おうと思ったら会場内では完売しており、書店やネット販売されているそうです。恐らく図録を購入するだけの価値があると思った方々が多かったんでしょう。私もそのひとりです。なので無料で様々な人に足を運んでもらい、作品のすばらしさを知ってもらうという、主催の企画は上手くハマったんじゃないかなあと思います。 名のある芸術家の作品を無料で見れるチャンスはさほどないと思うし、作品はどれも美しいので、興味のある方は是非とも行ってみて欲しいです。私は大満足でした。楽しかったです。そんな感じ。 PR