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ご飯とかお出掛けとか推しとか何か色々。

グリッドマンユニバースを観に行きました。

どうも菌です。今日は友人とグリッドマンユニバースを観に行きました。グリッドマンシリーズを見るのは久しぶりです。鬱のせいで行けるかどうかわからなかったものの、何とか行けそうだったのはとても幸運でした。そんな感じで映画館へ向かいます。ちなみに色紙はシークレットとヒロインズでした。シクレを先に見てしまってちょっとネタバレ食らっちゃったよ。というわけで、ほぼほぼネタバレだらけの感想をどうぞ。


一言で感想を言うと、どこまでもエンターテインメントに振り切ったお祭り映画でした。お祭り映画でありながらもグリッドマンとダイナゼノンで消化しきれなかった部分や、ここまで張られていた伏線、そしてグリッドマン本人も掘り下げていくところは素晴らしかったです。これを二時間に収めたの凄くない?それから真っ当にSFしてるのも凄かった。
 グリッドマンが裕太と六花の恋愛の邪魔を、裕太と内海との友情を、グリッドマン同盟として三人で過ごしたことの楽しさと後悔によってダイナゼノンの世界が作られた、っていうのは本当に凄いと思った。だから蓬と夢芽はハッピーエンドで終わったんだなあ、と。そして再び自分が裕太たちの世界に向かうことで、彼らの平和だった世界を壊してしまう、だからこそ平穏を願ってしまうあまりに歪んでしまう。そこに付け入られてピンチに陥るという話の流れも完璧でした。フィクサービームですら伏線なんだもんなあ。
 ダイナゼノン組たちもそれぞれちゃんと個性が出ていて良かったです。よもさんはともかくとして、夢芽ちゃんはやっぱ強い。復活したガウマさんことレックスさんとの再会も凄い良かった。ちゃんとお別れ出来なかったから、仮初の世界でも再会して言葉を交わせたのは良かっただろうなあ。それから姫との邂逅とガウマさんの魂の解放も良かったです。ダイナゼノンの世界の女性はどいつもこいつも強い。ちょろっとだけど怪獣優生思想が写ってたのもサービスポイント高い。みんな賞味期限は守ろうな!
 最後にやって来たアカネちゃんとアレクシスも相変わらずのやり取りですげえ良かったです。アレクシス、絶対にアカネちゃんといて楽しかっただろ、って思わせる台詞のやり取りがもう最高。最後に彼女をこれ以上巻き込まないために切り離したときの言葉もアレクシスらしくて良かったです。また復活してたまーにアカネちゃんと仲良しして欲しいなあ。あいつ絶対死んでないよ死ねないんだもん。でもどうなんだろう。懲りずに新しい餌を見つけてても笑うけど。
 自分は電光超人シリーズはリアルタイム組だったので、ほとんどネタを覚えてないんですが、それでも直人がまた出て来たときはマジでびっくりしました。あれもきっとグリッドマンが呼び出したんだろうなあ。ユニバースで触れられていたネタに関しても、直人たちのことも忘れていないよってグリッドマンからの無意識のメッセージだったのかもしれない。自転車がバイクに変わったけど、やっていることは主人公を助けてくれる前主人公そのものだったのも良かったです。
 戦闘シーンに関してはもうやりたい放題としか言えないほどめっちゃくちゃでした。フィクサービームあるとこうなっちまうんだ…。とりあえずオタクが考えているであろうモノは全部出すし、それ以上のモノもお出しするぜ!という公式からのアンサーが物凄かった。まさか二代目ちゃんが巨女になるなんて思わないじゃないですか。ちゃんとアンチくんモードでも活躍させてるの上手いなあと思いました。
 新形態のユニバースファイターへの変化にもちゃんと理由をつけてくれるのは本当にありがたい。グリッドマンはあれで「あの世界で裕太に適した身体」ではなく、「あの世界でみんなが想い作り出した唯一無二の身体」を手に入れられた、ってところに感動しました。あれだけ裕太のこと好きすぎるなんてもうヒロインだよお前。グリッドマンが照れ臭そうにアクセプターぶつける姿が最高だった。私はこういうのが見たかったんだ。もう本当に裕太がド直球の主人公でカッコ良かったです。グリッドマンよりも主人公してる…。
 監督もお祭り作品にするつもりで作った、と言った通り、本当に素晴らしいお祭り映画でした。それでいてきちんと押さえるポイントは押さえている、痒いところに手が届いている、素晴らしい作品でした。まだ分からない元ネタやら見逃しているポイントもあると思うので、もう一回くらい観たいけれど近くの劇場ではもう既に箱数減らされているのが悲しい。でも劇場で観れて本当に良かったです。最高でした。また退屈から救われてしまった。ありがとうグリッドマン。
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