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私は三年くらい前からウルトラマンジードを人生として生きているので、元々作品に興味があったのと、坂本監督がメインだった、そしてYouTubeで無料配信が始まるとのことだったのでフォーゼを1からちゃんと見ることにした。
実はリアルタイムでちょくちょくは見ていたんだけど、当時のニチアサの時間帯に起きるのが私にはちょっと辛かったというのもあって全部は見れなかったし、坂本監督にもまだ興味があまり無かった(名前は色んなところで見ていたけど)のでスルーしてしまったというのもある。でも当時から弦ちゃんは可愛かった。
で、今回きちんと全話見ることが出来た。正直に言うとジードとはまた違うけれど、青少年たちのとても明るい、未来を感じさせてくれる作品だった。でも青少年たちだけの秘密基地、表には出さないけれどそれぞれ陰を持つ者たち、それを乗り越えて行く姿、拳法を使うキャラ、女子のふともも、いい身体の男を脱がせる、役者自身の生身アクション、自分たちを支配しようとする大人からの脱却もしくは解放など、ジードとの共通点もそれなりにあって、ああ、監督はこういうの好きなんだろうなあと思った。個人的には一番明るかったユウキが無意識にであっても一番闇を抱えていた、というのが良かった。それもきっちり描ききったのは凄いと思う。
卒業式キックは噂では聞いていたのでどんなもんなんだと身構えてたけど、ライダー部なりの理事長への感謝と反発だったんだろうなあと思った。どんな理由であれこの学園を作らなければライダー部は生まれなかったし、賢吾が救われてヒトになることも出来なかった。我望理事長にもささやかではあるけれど救いを持たせたのは、賢吾を救ったのとこの学園を作ったからなんだろうなあ。そこはベリアル陛下とは明確に違ったところかな。陛下のあれは抽象的過ぎたので、本人が救われたかどうかはあやしいところだし。
あとは大人たちが青少年たちによって救われていく様も良かった。校長は最期まで校長だったね!!!江本さんの最期の「私にも友達が出来た」、そして最後の理事長と弦ちゃんのやり取りは、見ている立場が子供か大人かでめちゃくちゃ感想が変わると思った。私はもういい大人なので、その切なくも温かい言葉にちょっと泣きそうになった。立神さんの理事長に殉ずる姿も、悪役ながらもカッコ良かった。
どうしようもない現実はたくさんあるかもしれない。大人は理解してくれないかもしれない。けれど仲間たちがいれば乗り越えられる。自分たちが目指す宇宙は、未来は絶対に明るいものだ。そんな製作者たちからのメッセージが伝わる、とても楽しい作品でした。完走出来て本当に良かった。