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ご飯とかお出掛けとか推しとか何か色々。

病棟がコロナの渦に巻き込まれていった話。

どうも菌です。今回は入院中に起こった一番命の危機感を抱くほどの大事件があったので、それを書いて行こうと思います。あまり細かく書くと各方面の方々に迷惑がかかるかもしれませんので、ふわっとした表現になるかもしれないです。
まず最初に、事の発端は看護師さんのクラスターでした。基本的に入院患者は必ずPCR検査で陰性でなければ入院できませんので、感染するとなるとどうしても外部からになります。そこは恐らくどこも同じでしょう。そのときは全国的に爆発的に増加の一途を辿っていたので、今回はどうしようも出来なかったでしょう。
 気付いたらナースステーションは閉鎖され、知らない看護師さん(他の階からのヘルパーさん)が私たちのお手伝いをしてくれました。コロナの重装備をして病棟を回る上、猛暑の真っ只中で、かなり暑かったと思います。本当に大変そうでした。
 我々は基本的に部屋で待機することを命じられていましたが、患者さんにもどんどん感染が広がっていきました。患者さんのベットがどんどん感染ゾーンに移動していく様を、私は恐怖で見守ることしか出来ませんでした。
 最終的に看護師さんたちはほぼ全滅、患者側もほぼ半分が感染という、とんでもない事態のクラスターになっていました。幸運なことに私は最後までコロナに罹ることなく過ごせました。まあパニックになって泣き喚きましたけども。でもあの頃は誰も彼もがピリピリしてて、一種の恐怖感を抱きました。
 コロナ騒ぎは二週間ほどで収まりを見せ、何とか通常まで取り戻すことが出来ました。少しずつ減っていく患者さんたち、閉鎖される食堂、誰もいないお化け屋敷のような薄暗い廊下、今となっては良く生き残ったなあと思います。本当に運が良かった。
 唯一救いだったのは、お風呂にはちゃんと入れたこと、おやつなどはちゃんと看護師さんが持ってきてくれたので、何とか精神を保つことができました。やることがなかったので、ひたすら本を読んでいました。
 しかしコロナは本当に怖いので、これからも気を付けようと思います。
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