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ご飯とかお出掛けとか推しとか何か色々。

ツタンカーメンの青春展に行ってきました。

どうも菌です。今日は武蔵野ミュージアムで開催されているツタンカーメンの青春展に行ってきました。近頃かなり涼しくなったので、ちょっと遠出をしてもいいかなあという感じだったので、エジプトの歴史好きの父と一緒に行って参りました。ちなみにインスタ映えで有名な巨大な本棚もこちらにあります。それからKADOKAWA系列のミュージアムだったんですね。しかも例のアニメホテルがあったとこだとか。初めて知った。
 平日に行ったんですが、結構混んでいました。若い学生さんがいたので、研修か何かしてたのかもしれないですね。年齢層は割とバラバラで、家族連れからご老人まで幅広く見に来ておりました。このミュージアムは割と特殊なシステムで、QRコードを読み込めば何度でも入館できるものです。なので途中で退出してもまた入り口から入れるようになっています。一度サラッと見てから、再入場して見たいものをじっくり…ということも出来るわけです。途中でご飯を食べに行ってもOK。凄いです。

 ここはミュージアム全体の入り口の写真。こんな感じでどどーんと写真が置かれています。この中にはこれ以外にも、マンガラノベ図書館や、巨大本棚やカフェ、食事も出来るレストランなどなど、一日中楽しめる施設となっています。私たちは初めて行ったので、何が何階にあるのか分からずにちょっと手間取ってしまいました。良い子は事前に調べておこうね。
 ツタンカーメン展の入り口では、砂漠のプロジェクションマッピングと、如何に彼の墓が暴かれたのかストーリー仕立ての映像が流れていました。めちゃくちゃ砂漠が綺麗だった。そこから王墓に入っていく…という感じになっています。
  
 入ってからすぐにこれ。否が応にもテンションが上がります。ここにあるものはすべてレプリカですが、それでも物凄く精巧でそして煌びやか!ひたすら黄金、黄金、たまに宝石って感じでどーんと置かれています。こちらのゾーンの左側は岩壁になっており、覗き穴からツタンカーメンの黄金櫃を見れるという仕掛けがあったりします。体感型を銘打ってるだけあって、こういう感じの仕掛けがたくさんありました。
  
 そしてさらに奥にはこんな感じで石の棺が。四女神とヒエログリフが刻まれています。読めたらカッコいいんだけどまったく読めません。そしてその石棺を見ながらさらに奥へ進んでいきます。
 
 次は巨大なホールに出て、まずこの戦車とエンカウントします。めちゃくちゃ輝いてる。これを使って戦場に出た…ということは無く、パレードやら狩猟やらで使われたらしいとのこと。まあ数年しか統治していないから戦争どころじゃないでしょうね。
   
 巨大なホールではこんな感じであっちこっちに展示物が。ヒトを入れるためのお墓なので物凄く大きい。彼のために作られた豪奢な棺がいくつも並んでいました。これ作るのにどれくらいかかったんだろう。写真でちらっと見えていますが、最奥ではツタンカーメンの副葬品の映像が流れていました。
 
 これが伝説のツタンカーメンの黄金のマスクです。レプリカだけど物凄く近付けてじっと見ることが出来ました。普段は正面からしか見れないけど、今回は360度ぐるーっと見ることが出来ます。裏側にヒエログリフが刻まれているのを初めて知りました。2000年以上昔にこんなものを作れるとかエジプトの人たち凄すぎる。
   
 こちらは副葬品やらシャプティと呼ばれる人形、厨子などなど。四女神が顔を突き合わせているのがちょっとシュールです。黄金の厨子もだけど、内側を向いているのは何か理由があるんですかね。入れられたものを守るためなんでしょうか。

 こっちはヒエログリフを解読するコーナー。考古学者よろしくペンライトで文字を照らしながら説明を読むことが出来ます。一応全部読んだけど難しすぎた。1300年近く解読できなかった理由も分かる気がします。ロゼッタストーンが存在していなかったらどうなっていたんだろう。今はAIとかで解読が楽になってるのかなあ。
 
 犬派なのでアヌビス様が好きです。でもバステト様もいいと思います。最推しはメジェド様です。メジェド様かわいいですよね。不敬かもしれませんけど。でもかわいいんだもん。

 最後は神々しいゾーン。目の前に見える巨大な像はツタンカーメンの実父、アクエンアテンです。側には実母であるネフェルティティの胸像もありました。
 ツタンカーメンの父、アクエンアテンは、数多の反対がありながら、宗教を多神教から一神教に変えてしまったそうです。そのために臣下及び市民は大激怒、彼の血筋は王でありながら、エジプトのファラオの歴史には刻まれなかったそうです。父が亡くなり、ツタンカーメンが即位してからすぐに多神教に戻したようですが、それでも人々の怒りは収まらなかったのかもしれません。でもだからこそ逆に彼らが歴史から名を消されたことで、盗掘などの被害に遭わなかったのも事実です。たった数年の統治者がこれだけ豪華に埋葬されているのを見るに、歴史に名を残した素晴らしきファラオはどれだけの規模だったんだろうと考えてしまいます。
 もしかしたらツタンカーメンたちのように、歴史に名が残されなかったファラオがまだまだいるかもしれない。エジプトってすげえなあ。そう思わせる楽しい展示でした。そんな感じ。
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