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マティス展に行ってきました。

どうもこんにちは、菌です。今日は友人と一緒にマティス展に行ってきました。猛暑になる危険性があったので不安だったのですが、当日は何とか曇天で美術館に行くことが出来ました。マティスは実はまだ知らなかった画家なのですが、これだけ大きな回顧展が開かれるというのと、冬にも彼の切り絵をメインにしたイベントもあるということなので、これは知っておこうということで友人を誘ってみました。ちなみに友人は知っていたらしい。びじゅチューン凄い。
 
 入り口。ここに来るのは岡本太郎展以来のような気がする(忘れてたらごめん)。朝一で行ったので、それなりに混雑していたものの、かなり広くスペースがとられていたのでゆっくりと見れました。ガウディ展の混雑を体験してると空いてるとすら錯覚してしまう。
 マティスはもともと自分が持っていた作風に、影響された画家や派閥の作風をプラスする画家らしく、時代によってさまざまな画風を見せてくれます。一年後に描いた絵が同じ絵とは思えないレベル。解説にもありましたが、自分と取り入れたい画風の折り合いにかなり悩んでいたようです。晩年になるまでここまでがらりと変わる人ってそんなにいないような気がする。
    
 このあたりは撮影OKのスペース。下書きからラフから様々な種類の絵があります。凄く印象的だったのが、どちらかの目が必ずちょっといびつに描かれていることでした。最後のおじさんの絵が分かりやすいですね。
   
 このあたりが一番知られている画風の頃かもしれません。ポスターにもなっていますしね。色合いがとても鮮やかで、赤がメインでありながら、それでいて目が痛くならないカラーリングが素晴らしいと思いました。それから背景の模様が好み過ぎる。個人的には最後の青と黄色の絵が好きです。メインカラーがくどくならないマティスの色彩感覚が凄い。この辺りの有名な絵を撮影出来るのはとてもありがたいことです。
 
 
 
 雑誌ヴェルブの表紙。切り絵スペースは最後の方に少しだけありました。それでも凄いボリューム。最晩年、マティスは車椅子や寝たきりの状態になり、それでも作品が作りたい一心で切り絵にチャレンジしたそうです。情熱が凄すぎる。芸術に対する熱い思いが、癌を患いながらも80歳まで生きた秘訣だったのかもしれません。
 一番最後には、彼が手掛けた教会のデッサンや製作途中の写真などが置かれていました。映像も流れており、朝から日が暮れる夜までの美しい教会内部が見れます。ステンドグラスの光を受けて色を変えるろうそくが物凄く綺麗だった。想像以上に素晴らしい作品ばかりでした。とても楽しかったー!
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