ジブリの君はどう生きるかを見に行ってきました。 感想 2023年08月11日 どうも菌です。こちらの都合で金曜日から友人がお泊りに来てくれた上、タイミングも良かったのでジブリの新作を見に行ってきました。ちなみに前情報やネタバレはまったく踏んでいないまっさらな状態です。主題歌が米津玄師だってくらい。なので多少ネタバレを含むかもしれません。 宮崎駿監督の作品を見るのは風立ちぬから十年ぶりです。いったいどんなものになるのか見当もつきませんでしたが、まぎれもなくあれはかつての宮崎監督のすべてをひっくるめた、集大成ともいえる素晴らしい作品でした。いや最後にするって言ってた風立ちぬも凄い良かったんだけど。 心に少し影を持つ思春期の少年が不思議な現象に巻き込まれ始めて、だんだん世界の境界がなくなっていき、いわゆる向こう側で様々な経験をし、色んなヒトに出会い、そして不可思議で面白い世界の中で生きていく。主人公の眞人くんはお父さんの勇敢なところを受け継いでて良かったなあと思いました。あのお父さん、権力主義だけど彼なりの優しさもあるんだよな。というかどのキャラクターたちも、どこかしら優しさがある。後妻のナツコさんだって、眞人くんとの付き合い方に迷っていただけで、ちゃんと息子だと思っていた。インコ大王だって、この世界のために、インコたちのために頑張っていたのに、世界の命運が石に決められていたのが気に入らなかっただけだし。 それからアオサギだけど、ホントにいいキャラしてたなあ。最初は眞人くんをからかうだけの存在が、少しずつ和解して、最後は協力しあって、友達だって胸を張って言う。次から出会うアオサギは彼じゃないけれど、きっと眞人くんはあのことを忘れないだろうなあ。アオサギが言うにはだんだん忘れてくって言ってたけど、サギは嘘吐きってあったし。 何より映像やすべてがパワーアップしててびっくりした。このお爺ちゃんどこまで進化し続けてしまうんだろう。ジブリが好きであれば好きなほど、心に刺さる物凄くいい作品でした。 PR