柄本家のゴドーを見ました。 感想 2023年10月17日 どうもこんにちは菌です。今日はドキュメンタリー映画…でいいのかな?である「柄本家のゴドー」を見ました。シン・仮面ライダーを見てから柄本佑さんが気になってきているので、ちょうど一時間くらいだしサクっと見れるので見てみようと思ったのです。 内容は、かつて父、明が演じたゴドーを待ちながらという作品を、その息子たちが演じるというものです。兄は当時観劇していたらしく、内容は分からなかったけれど面白かったとコメントしています。あらすじは二人の男が喋る会話がメインで、その内容はゴドーを待っている、以外はほとんど無に等しいです。何日も何日も待っているけれど、ゴドーとやらはまったく現れない。そもそもゴドーという存在が実在しているかすらも不明です。そんな不明瞭な存在をじっと待ち続けることをユーモラスに、それでいて皮肉っているものです。 柄本家の中にあるゴドーを待つための舞台は、三者三様に微妙に違っています。共通するのは真ん中にぽつりと立つ一本の木と、左右にのびる一本の道だけ。何だかそれも面白かったです。それから家族仲も悪くないんだろうなあ、と言葉の端々からそう感じました。柄本兄弟の何気ないやり取りがとても良かったです。お互いいい大人ではあるんだけど、二人だとどこか子供っぽい感じもする。いいですね、ちょっとうらやましい。 二人が演じたゴドーを待ちながら、は残念ながらもう上演されていません。見てみたらだいぶ昔だった。本編はまったく映されていないので、どこかで映像媒体を探さなければなりません。そこだけがちょっと残念だったなー。アマプラに入っていたら最高なんですが、恐らくないと思います。探してはみるけど。でもちょっとだけ柄本家に近付けたような気がします。面白かった。 PR