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永遠の都ローマ展に行ってきました。

どうもこんにちは菌です。今日は友人と一緒にローマ展に遊びに行ってきました。とあるゲームで私もひとりのローマ市民になりましたので、歴史をもっと知ろうということで行って参りました。ちなみに神祖は引けていません。欲しかったよ。
 今回の展示に関しては展示品を守るために、原則写真撮影は禁止でした。それもあってか、かなりゆったりとした、展示品をじっくりと楽しめる空間になっていました。それから基本的に展示品がでかい。ローマ何もかもがでかすぎる。チラシの牝狼のやつもっと小さいもんだと思っていました。コンスタンティヌス帝なんて顔だけで成人男性身長くらいあります。ローマヤバい。
  
 とりあえずフォトスポットのカピトリーノのヴィーナスとトラヤヌス帝です。今回の目玉であるカピトリーノのヴィーナス、二世紀に作られたとは思えないほどめちゃくちゃ綺麗でした。空間も180度見れるように工夫がなされており、とても良かったです。フェチ的には腰回りの肉感がとても良かったです。何ていうかモデル体型じゃないのがいい。
 展示は彫刻がメインで、他には絵画、当時使われたコインなどがありました。それから最後に日本とローマの繋がりを示す作品なども置かれていました。複製品も多かったですが、それでもかなり昔に作られたものが多く、複製品であっても価値があるように思いました。そもそもその時代の物は運ぶときに怖いからね。仕方ないね。そう考えるとカピトリーノのヴィーナスを持ってこれたのは凄い。
 
 こちらが唯一写真撮影可だったトラヤヌス帝記念柱の一部の複製品です。写真だと分からないけれどめっちゃくちゃ大きい。しかもこのような彫刻が柱の周りにびっしりとあるんです。ヤバい。ローマヤバい。これをドローイングしたり、ミニチュアを作ったりしたものも展示されていましたが、それも精巧すぎてもうヤバい。こんなのやれって言われたら私なら泣いてごめんなさいする。古代ローマの人は凄い。マジで尊敬します。ローマ時代の作品は、どれも恐ろしいレベルの執着をもって作られているように感じました。絵画とかのレースの書き込み量が半端ない。あれは現物を見た方が絶対にいいです。本当に迫力がある。
 それから作品には多少解説がついているものの、見ただけでは分からない部分が多いので、図録を買うのをお勧めします。すべての作品ひとつひとつに解説が載っているので、どんな意図で、どのように作られたのか細かく分かります。歴史を多少勉強していても分からないことが多かったので、図録に細かい説明があるのは本当にありがたいです。あれかなあ、音声ガイドを使わなかったから分からないのもあったかもしれない。でも図録おススメ。

 その後はレストランでお昼を食べて、そのままカフェにはしごをしてコラボメニューを食べました。イタリアらしくティラミスです。すごく美味しかったー!ティラミス久しぶりに食べた気がする。とてもとても楽しい時間でした。友人ありがとう!
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岸辺露伴ルーヴルへ行くを見ました。

どうもこんにちは、菌です。今日は岸辺露伴ルーヴルへ行く、を見ました。本当は映画館で見たかったのですが、どうしても体調と上映スケジュールが合わずに行けませんでした。なのでかなり早くアマプラに入ってくれたのはとてもありがたい!というわけで見ました。一応原作も読んでいるはずなんですが、発売当時かその直後くらいだったので、あんまり記憶に残ってないです…。
 ドラマ版の雰囲気はそのままに、ロケ地がパリということもあって、めちゃくちゃ映像が美しい!サモトラケのニケの前で撮影とかうらやましいなあ。他にもモナ・リザなど超有名な絵画たちが背景に映し出されるだけでうっとりしちゃいます。いいなあ。
 ストーリーも原作を元にしつつ、上手く整合性をとっていて、なるほどなあと思わせる点がたくさんありました。仁左衛門役をこの人がやるのかー!ってびっくりしました。でもだからこそ七瀬さんが原稿を見たときに豹変したんだろうなあ。本当にそこらへんが上手かったです。何より黒い絵の再現というか、おどろおどろしい、底が見えない恐怖を映像化出来たのが凄かった。見えない恐怖に襲われる人たちの演技も素晴らしかったです。
 今までのタイトルには「動かない」とありますが、今回はそれがありません。最初は巻き込まれたにしろ、結果的に彼は今回は能動的にルーヴルへと赴き、そして黒い絵と対峙します。それが己の血筋、先祖から連なる罪と罰に繋がるのが凄くジョジョっぽいなあと思いました。それからほぼオリジナルキャラと化した泉くんが本当にヤバい。この子自分が知らないだけでスタンド能力者なんじゃなかろうか。それくらいヤバい。そもそも露伴先生になんだかんだついて行ける時点でヤバかった。泉くんの過去もちらりと覗くことができたのも良かったなあ。上手い掘り下げでした。
 見終わった感想としては、原作をもう一度読み返したい!でした。読み返したらまた映画見ちゃうんだろうなあ。めっちゃくちゃ面白かったもんなあ。本当に素晴らしい映画でした。

特別展・海ー生命のみなもと―に行ってきました。

どうも菌です。今日は科博で開催されている海展に行ってきました。日曜だしそんな混んでないかなと思いきや三連休をナメてました。親子連れがめちゃくちゃ多い。恐竜博よりも多かったイメージあります。そんな中行って参りました。
 
 入り口の写真です。今回も朝一で行ったんですが、マジで親子連れがめちゃくちゃ多かったです。でも予約はしていたので、ちょっと並んだもののスムーズに入れました。ただ恐竜博と違って展示が小さめのものが多いのと、入り口付近はどうしても混むせいか、人が立ち止まって血栓が出来ていました。そこで子供向けのプログラムも配布していたので、それも影響していたのかも。
 
 最初は有名なりゅうぐうに関する展示や、海の始まりなどがずらりと並んでいました。左は模型ですが右側は本物です。深海に出来た鍾乳石みたいな感じでしょうか。海の底にこんなのがあるってすごく不思議。

 海から生まれた生き物たちの分類図。むずかしい(本音)。
      
 古代の魚たちの化石です。恐竜博で知ったのですが、化石の発掘技術が発展し、より一層分かりやすい、見やすい化石が増えているようです。そして最後には生きた化石と呼ばれるシーラカンスのホルマリン漬け…でいいのかな?それが置かれています。結構大きかった。化石と見比べると本当に変わっていないのが分かります。どうして進化しなかったんだろうね。
  
 そして次は近代の魚、主に日本に生息する魚類たちの展示がありました。ホホジロザメとメガマウスでっかい。その隣にはクジラの展示もあったんですが大きすぎて撮れなかった。あと撮影禁止でしたが巨大スクリーンに深海の巨大な生き物の映像が流れていました。ダイオウイカやっぱでかいわ。

 なんか気になっちゃった魚。上に目がある…?

 海繋がりということで、科博が過去にクラファンで行った、古代の人たちはどうやって海を渡ったのか、というプロジェクトも展示されていました。これ石斧を使って一から削り出したらしいですよ。どんだけ時間かかったんだろう。
   
 無人探査機のハイパードルフィンくんです。めちゃくちゃいかつい!メカ好きにはたまらないものがあります。無人なのでかなりコンパクトにまとまっています。これが本当に海に潜ってるんだなあ。至る所に傷があり、経験の多さを物語っています。

 なんと深海の素材から金などの資材を作るプロジェクトもあるそうです。これぞ現代の錬金術。これが本格的に利用できるようになったら世界が変わるんじゃなかろうか。海の資材ってすごい。海には今もまだ解明されていない、誰も知らない秘密があるってすごいロマンがありますよね。
 
 今回の展示で一番びっくりしたのがコイツです。イワシなのにヨコヅナですよ。イワシって魚に弱いって書くんですよ。それなのに二メートル半あるとかってもうイワシじゃないじゃないですか。名前に偽りありじゃないですか。展示されている個体も130センチくらいはあったんじゃないかな。もうこれイワシじゃねえよ。
 
 そして現在レッドリストに入っている海の生き物たちの展示。マナティかわいい。レッドリストに入っているのにウナギ食っちゃう日本人って業が深いですよね。でも美味しいから…。

 こちらは海洋汚染に晒されたサメらしいんですが、ぱっと見どこらへんが汚染されているのか、説明にも書いてなかったので分からなかったです。ごめんね。

 最後の方には汚染された海の解説がありました。投棄されたゴミも置かれており、またこんな感じでゴミで作った美術品もありました。思ったより色んなゴミがあってびっくりした。それからショップには、このようなゴミを再利用したアイテムが売られていました。みんな海は綺麗にしような!

 それから最後の方にダッシュ海岸のこともありました。時間が経てば生態系は戻ってくる、という検証映像が流れていました。つまり汚染された海も、それを除去すればいずれは自然の力で元に戻るということです。今は無理でも、少しずつゴミを無くせば、綺麗な海は戻ってきます。
 今回は子供向けというのもあって、物凄く分かりやすく、でも切実に海の大切さを語る良い展示だったと思います。あと「ダーウィンが来た」で見たと言うお子様が物凄く多かったので、ダーウィンって相当な影響力あるんだなって実感しました。混んではいたものの、総合的にとても勉強になる、楽しい日でした。

劇場版仮面ライダーゼロワンREAL×TIMEを見ました。

どうも菌です。今日は朝から時間があったのでゼロワンの映画を見ました。割と好評だったのを耳にしていたので、どんなんだろうということで見てみました。ゼロワンてもう4年くらい経つんですねこええ。そして最後はみんなどうなんだったっけってなりました。最近スピンオフが多いから混乱しちゃう。
 あらすじは簡単に言うと世界を変えようとする敵を、或人たちが阻止する話。そこにイズ自身の話や、最終回後のキャラたちを垣間見ることが出来ます。そういや亡さん何故かAIMSに入ったんだった。不破さんとのコンビが好きだったけどなー。ちなみに個人的な推しは亡さんです。かっこいい。
 敵であるエスが何故凶行に走ったのか、そして新たなイズが自我を獲得していく過程、そしてメインライダーたちや滅亡迅雷たちの出番など、一時間ちょっとでぎゅっと上手く詰め込んだなあと思いました。雷兄ちゃんほんとに少ししか出てないけど良いお兄ちゃんしてました。新しいイズも新しい自分として歩み始めた、というのを見せたのもAIが心を持つという未来へのいいきっかけになったし、或人と二人で共闘するのもアツかった!敵であるエスがどうしてこうなったのか、を伊藤英明さんがめっちゃ熱演してくれて凄い良かったです。本編の出来事と上手くリンクさせるのうめえなって思いました。
 それから各フォームの見せ場がきちんとあるのが良かった!メタルくんのバッタたちでエデンのナノマシンを制圧していく頭脳プレイ。この社長、出来る!他のキャラたちのフォームもなるべく出そうというスタッフたちの熱意が伝わりました。アクションもカメラワークが凄いし、合成もカッコよかったです。ライダー映画にたまーーーーにある中弛みな展開もなく、楽しく見れてとても良かったです。今度はジオウとの映画も見てみようかな。そんな感じ。

映画・犬王を見ました。

どうも菌です。今日は何となく気が向いたので映画「犬王」を見ました。前々から見たいとは思っていたのですが、病気もあってさすがに映画館には行けなかったので、ちょうどいいタイミングだと思い頑張ってみました。
 結論から言えば、映像と音楽は百点満点だと思いました。めちゃくちゃ凄い。犬王と友魚、どちらもアフレコと歌唱力が物凄かった。それから映像も源平合戦直後の時代でありながら、それっぽい工夫をしつつ、現代風にアレンジしてて凄かったです。アヴちゃんてすげえんだな…。
 ストーリーは世間からはみ出した二人の少年が、音楽を通じて少しずつ友情を育み、そしてその音楽で観衆たちを魅了していくものです。ですが時代は源平の壇ノ浦が終わり、南北朝でいささか混乱していた時代です。アニメの平家物語の後の話ですね。なのではっきり言ってかなり血生臭いです。普通にグロがあってびっくりした。犬王たちが見せる華やかなステージとは裏腹に、そこはめっちゃくちゃ薄暗くてグロテスクです。犬王のお父さんがあまりにもクズでびっくりした。ていうかあれの元ネタどろろだよなあ。同じお父さんでも友魚のお父さんはまだ殺された恨みがあるからあれはまだマシだった。
 最終的に頂点に立った二人は時代の波に飲まれて引き裂かれてしまいますが、犬王はともかくとして友魚があそこまで犬王に執着したのにびっくりした。犬王は自分の異形を一番最初に認めてくれたから友魚に思い入れが強くても分かるけれど、友魚にとって犬王はどれだけの存在だったんだろう。そこらへんもっと欲しかったなあって思いました。自分を琵琶法師の道に引き入れてくれた兄弟子が死んでも己を貫くって相当だと思う。そう考えると、犬王はまだ線引きが出来たタイプだったのかなあ。これに関しては私の読解力が無かったのかもしれない。
 それからびっくりしたのが犬王の本当の素顔です。もっとイケメン系なのかと思いきや、バットマンのジョーカーみたいな感じだったのでそれ!?ってなりました。髪色も緑っぽいからますますそう見えてしまう。逆にあそこ意識したのかなあ。アヴちゃんの声が爽やかというか可愛さも感じられる声色なので、もっと優男なんだと思い込んでいました。
 友魚は600年もずっと犬王の物語を、平家の物語を綴っていました。それをようやっと犬王が見つけてくれる。名前を変えたから分からなかった、という伏線は良かったです。でももうちょい早く見つけてあげて欲しかったな…。まああの状態なら地縛霊みたいなもんだし、逆に探しづらかったのかもしれない。
 犬王を見た感想は昔の音楽や能をを現代風にアレンジする、というアイデアは凄くいいな、と思いました。ただ音楽や映像を重視してしまったせいで、ちょっとストーリーや深掘りが弱めかな、というのが残念なところだと思いました。犬王と友魚だけで始めたはずの活動なのに、いつの間にか…初演から仲間がいる、一回のみの公演なのに観客が完璧にレスポンスが出来ている(普通なら初見だとついていけないはず)、等々です。そこらへんがあまりにも唐突過ぎたのが残念でした。ポイントポイントはいいのに、そこへ繋がる積み重ねの部分が全部切り落とされている、という印象を受けました。
 色々残念な部分もありましたが、それでも見ごたえのある素晴らしい映画だと思いました。楽しかったー。