ツタンカーメンの青春展に行ってきました。 お出かけ 2023年10月27日 どうも菌です。今日は武蔵野ミュージアムで開催されているツタンカーメンの青春展に行ってきました。近頃かなり涼しくなったので、ちょっと遠出をしてもいいかなあという感じだったので、エジプトの歴史好きの父と一緒に行って参りました。ちなみにインスタ映えで有名な巨大な本棚もこちらにあります。それからKADOKAWA系列のミュージアムだったんですね。しかも例のアニメホテルがあったとこだとか。初めて知った。 平日に行ったんですが、結構混んでいました。若い学生さんがいたので、研修か何かしてたのかもしれないですね。年齢層は割とバラバラで、家族連れからご老人まで幅広く見に来ておりました。このミュージアムは割と特殊なシステムで、QRコードを読み込めば何度でも入館できるものです。なので途中で退出してもまた入り口から入れるようになっています。一度サラッと見てから、再入場して見たいものをじっくり…ということも出来るわけです。途中でご飯を食べに行ってもOK。凄いです。 ここはミュージアム全体の入り口の写真。こんな感じでどどーんと写真が置かれています。この中にはこれ以外にも、マンガラノベ図書館や、巨大本棚やカフェ、食事も出来るレストランなどなど、一日中楽しめる施設となっています。私たちは初めて行ったので、何が何階にあるのか分からずにちょっと手間取ってしまいました。良い子は事前に調べておこうね。 ツタンカーメン展の入り口では、砂漠のプロジェクションマッピングと、如何に彼の墓が暴かれたのかストーリー仕立ての映像が流れていました。めちゃくちゃ砂漠が綺麗だった。そこから王墓に入っていく…という感じになっています。 入ってからすぐにこれ。否が応にもテンションが上がります。ここにあるものはすべてレプリカですが、それでも物凄く精巧でそして煌びやか!ひたすら黄金、黄金、たまに宝石って感じでどーんと置かれています。こちらのゾーンの左側は岩壁になっており、覗き穴からツタンカーメンの黄金櫃を見れるという仕掛けがあったりします。体感型を銘打ってるだけあって、こういう感じの仕掛けがたくさんありました。 そしてさらに奥にはこんな感じで石の棺が。四女神とヒエログリフが刻まれています。読めたらカッコいいんだけどまったく読めません。そしてその石棺を見ながらさらに奥へ進んでいきます。 次は巨大なホールに出て、まずこの戦車とエンカウントします。めちゃくちゃ輝いてる。これを使って戦場に出た…ということは無く、パレードやら狩猟やらで使われたらしいとのこと。まあ数年しか統治していないから戦争どころじゃないでしょうね。 巨大なホールではこんな感じであっちこっちに展示物が。ヒトを入れるためのお墓なので物凄く大きい。彼のために作られた豪奢な棺がいくつも並んでいました。これ作るのにどれくらいかかったんだろう。写真でちらっと見えていますが、最奥ではツタンカーメンの副葬品の映像が流れていました。 これが伝説のツタンカーメンの黄金のマスクです。レプリカだけど物凄く近付けてじっと見ることが出来ました。普段は正面からしか見れないけど、今回は360度ぐるーっと見ることが出来ます。裏側にヒエログリフが刻まれているのを初めて知りました。2000年以上昔にこんなものを作れるとかエジプトの人たち凄すぎる。 こちらは副葬品やらシャプティと呼ばれる人形、厨子などなど。四女神が顔を突き合わせているのがちょっとシュールです。黄金の厨子もだけど、内側を向いているのは何か理由があるんですかね。入れられたものを守るためなんでしょうか。 こっちはヒエログリフを解読するコーナー。考古学者よろしくペンライトで文字を照らしながら説明を読むことが出来ます。一応全部読んだけど難しすぎた。1300年近く解読できなかった理由も分かる気がします。ロゼッタストーンが存在していなかったらどうなっていたんだろう。今はAIとかで解読が楽になってるのかなあ。 犬派なのでアヌビス様が好きです。でもバステト様もいいと思います。最推しはメジェド様です。メジェド様かわいいですよね。不敬かもしれませんけど。でもかわいいんだもん。 最後は神々しいゾーン。目の前に見える巨大な像はツタンカーメンの実父、アクエンアテンです。側には実母であるネフェルティティの胸像もありました。 ツタンカーメンの父、アクエンアテンは、数多の反対がありながら、宗教を多神教から一神教に変えてしまったそうです。そのために臣下及び市民は大激怒、彼の血筋は王でありながら、エジプトのファラオの歴史には刻まれなかったそうです。父が亡くなり、ツタンカーメンが即位してからすぐに多神教に戻したようですが、それでも人々の怒りは収まらなかったのかもしれません。でもだからこそ逆に彼らが歴史から名を消されたことで、盗掘などの被害に遭わなかったのも事実です。たった数年の統治者がこれだけ豪華に埋葬されているのを見るに、歴史に名を残した素晴らしきファラオはどれだけの規模だったんだろうと考えてしまいます。 もしかしたらツタンカーメンたちのように、歴史に名が残されなかったファラオがまだまだいるかもしれない。エジプトってすげえなあ。そう思わせる楽しい展示でした。そんな感じ。 PR
次元大介を見ました。 感想 2023年10月24日 どうもこんばんは菌です。今日はアマゾンプライム限定の映画、次元大介を見ました。前作である実写ルパンは見ていないんですが、何故今の時代になって実写なんだ?って不思議に思ったし、なんだか面白そうだったので見てみました。良く考えてみたらアニメのルパンVSキャッツアイもアマゾン限定でしたね。意外とルパン関係はやってるのか。 内容はハードボイルド系には良くある陰謀に関わった子供を助けるやつ。最初は次元ってこんなキャラだっけ?って思ったけど、アニメ本家でもコナンくんのお父さんやったり食べ方汚かったりするしコメディも出来てたのを思い出しました。良く喋ってくれるルパンがいないから、次元を能動的に喋らせるために子供を失声症にしたのは上手いなって思いました。あっ序盤はちょっとグロあるので耐性無い方は気を付けた方がいいです。暗かったのでそこまでヤバくなかったけど。血の音がちょっと生々しかった。 それから今回の敵役のアデルさんが凄かった。車椅子アクション、実際に出来るかは置いといて物凄くカッコ良かった。ちゃんと普段用とアクション用と車椅子を使い分けているアデルさんいい…。造形が物凄くアニメぽいのも好み。メインの敵役は二人いるけれど、どちらも実写でありながらアニメ寄りなキャラ造形しているのもポイント高かったです。アデルさんのガンマンらしく次元に一本勝負を挑むところとか、最期のシーンとか、自分的にはとても良かったです。ガンスミスのお婆ちゃんも生き残ってくれて良かった。 それから本家アニメの小ネタもちょいちょい挟んでくれていて、実写スタッフも彼らなりにリスペクトしているんだな、と感じられました。分かりやすくパスタあって喜んじゃったよ。飲み屋の写真のネタだけ分からなかったんだけど先代って言ってたから小林さんなのかなあ。後でちゃんと調べてみよう。 実写の次元はアニメの次元をそのまま表現しているかというとノーだと思います。そもそも目を見せている時点で別物だし。でもどうやって実写というか、生きている人間の次元大介に落とし込むか、は個人的には上手くいってるんじゃないかな、って思いました。最後の方の港で寝タバコしてるところはアニメっぽく見えたし。ガンアクションはカッコ良かったので、見て損は無いし、個人的にはこの実写はアリじゃないかなあと思っています。そんな感じ。
特別展やまと絵を見に行ってきました。 お出かけ 2023年10月22日 どうも菌です。今日はやまと絵展に行ってきました。調べてみれば四大絵巻と呼ばれる絵巻物が揃うのは今日までとのこと。これは見に行かねばということで、急遽友人を誘って行ってきました。行き当たりばったりだったのに付き合ってくれてありがとう友人。いつもお世話になってます。 こちらが今回の会場、平成館です。メキシコ展でも行ったところですね。ちなみに作品保護の観点から会場はすべて撮影禁止になっており、もう一度絵を見るには図録を買うしかありません。みんなも鈍器のような図録を買おう!めっちゃ分厚かったです。四大絵巻が揃う最終日とあって多少混んではいましたが、ぎゅうぎゅう詰めという訳でもなく、多少待てば作品が見られるくらいの混雑でした。みんな前半でカロリー使い果たしたのか、後半はゆったりと見れました。 会場内は初っ端から国宝、国宝、国宝の嵐でマジでヤバかったです。平安時代の屏風が生き残ってるってすごくないですか?四捨五入したらもう千年経つんですよ。多少劣化しているものの、絵としてはきちんと鑑賞に堪えうる作品として残っている時点ですごい。時代は平安から鎌倉、室町あたりまでがメインになっています。なぜやまと絵と呼ばれているのか、唐絵とはどう違うのか、等々説明も多くあったのでとても勉強になります。それから全体的に色の使い方がとても好みでした。淡いのもあれば、くっきりはっきりとした、豪快な色もある。どちらもとても綺麗でした。あれは印刷ではなく実物を見ないと美しさが分からないので、ぜひその目で見て欲しいです。 そして四大絵巻、地獄草紙、百鬼夜行などなど教科書でも見るようなものが、本当に実在しているのがびっくりでした。いや頭では理解出来ているけど、あまりにもパロディとかそういうのを見過ぎてしまって本当に存在するんだろうか?って疑問に思ってしまうんですごめんなさい。鳥獣戯画が一番好きなので間近で見れたのが本当に嬉しかった。幼い頃から目にしていたものの、本物がここにある!凄い!ってなりました。百鬼夜行の妖怪たちもどれも可愛くて凄く好みでした。みんなユーモラスで可愛いんだよなあ。なのでちっこいぬいぐるみ買いました。 その後は本館で自分たちが知っている刀剣が展示されているということで、そこだけ駆け足で行ってきました。大包平はまだ実物を見たことが無かったので。実は推しなんですよ大包平。ちゃんとゲームでもイエスカネヒラしました。 まずは鳴狐。こちらもお初です。最近刀剣から遠ざかっていましたが、やはりいいですね! お次は毛利藤四郎くん。全体写真がブレてしまったので修正しました。ごめんね。こちらもとても綺麗。刀剣に対しての語彙力が無い。 ラストは大包平。何度も言われているかもしれませんが、めちゃくちゃ綺麗!凄い優美で、それでいて大きい。天下五剣にも引けを取らないと言われるのも納得です。刀剣ゾーンに普通に展示されていましたが、写真撮影の列が何人かいました。私も並んだ。大人気過ぎる。でもまあこんな綺麗な刀があるんだからそりゃ並ぶよね。分かる。 そんなこんなでちょっと最後は駆け足でしたが、とてもとても楽しい一日でした。急だけど来てくれた友人にも感謝です。また遊ぼうね。
柄本家のゴドーを見ました。 感想 2023年10月17日 どうもこんにちは菌です。今日はドキュメンタリー映画…でいいのかな?である「柄本家のゴドー」を見ました。シン・仮面ライダーを見てから柄本佑さんが気になってきているので、ちょうど一時間くらいだしサクっと見れるので見てみようと思ったのです。 内容は、かつて父、明が演じたゴドーを待ちながらという作品を、その息子たちが演じるというものです。兄は当時観劇していたらしく、内容は分からなかったけれど面白かったとコメントしています。あらすじは二人の男が喋る会話がメインで、その内容はゴドーを待っている、以外はほとんど無に等しいです。何日も何日も待っているけれど、ゴドーとやらはまったく現れない。そもそもゴドーという存在が実在しているかすらも不明です。そんな不明瞭な存在をじっと待ち続けることをユーモラスに、それでいて皮肉っているものです。 柄本家の中にあるゴドーを待つための舞台は、三者三様に微妙に違っています。共通するのは真ん中にぽつりと立つ一本の木と、左右にのびる一本の道だけ。何だかそれも面白かったです。それから家族仲も悪くないんだろうなあ、と言葉の端々からそう感じました。柄本兄弟の何気ないやり取りがとても良かったです。お互いいい大人ではあるんだけど、二人だとどこか子供っぽい感じもする。いいですね、ちょっとうらやましい。 二人が演じたゴドーを待ちながら、は残念ながらもう上演されていません。見てみたらだいぶ昔だった。本編はまったく映されていないので、どこかで映像媒体を探さなければなりません。そこだけがちょっと残念だったなー。アマプラに入っていたら最高なんですが、恐らくないと思います。探してはみるけど。でもちょっとだけ柄本家に近付けたような気がします。面白かった。
コスチュームジュエリー展に行ってきました。 お出かけ 2023年10月10日 どうも菌です。今日は父の仕事が休みだったので、パナソニック汐留美術館に行ってきました。コスチュームジュエリーという、あまり耳馴染みがない単語と、チラシに載っていた豪奢なアクセサリーたちがとても気になったのです。ジュエリーというとダイヤモンドなどの宝石類が主に使用されますが、コスチュームジュエリーの場合はガラスビーズなどの安価なもので作られるようです。とにかく実際に目にしてみよう、という感じで行ってきました。 入り口です。今回は二回目の訪問なので、ほぼ迷わずに行けました。開始してから間もないからか、平日なのに結構人が多かったです。やはりジュエリーと銘打っているので、年齢問わず女性が多かったですね。ちなみに館内は基本的に撮影禁止で、一部ゾーンのみ撮影可能となっております。 ここは全体があまり広くないものの、それでもたくさんのコスチュームジュエリーが並んでいました。デザイナー名はほとんど知らない方が多かったですが、シャネルやディオール、バルマンなど、馴染みのハイブランドに提供していたことを初めて知りました。ヨーロッパから始まり、アメリカへと広がっていき、今もなおハイブランドにジュエリーを提供しているというのもここで知りました。 それから高価な宝石類とは違い安価な原料で作れるので、これでもかというくらい、たっぷりとビーズを豪勢に使いまくり、とんでもない迫力と独創性の高いアクセサリーが多かったです。こういうジュエリーに合う服ってどんなんなんだろう…。割と自由に作れるからか、どの作品も、デザイナーのクセというか、趣味趣向が強く出ていて面白かったです。 こちらが撮影可能ゾーンです。このあたりは結構オーソドックスなデザインですが、やはり大粒のビーズと疑似パールがふんだんに使われていてとても豪奢です。 私は宝石に関してはまったくのド素人なので、これでも十分綺麗じゃん…って思ってしまいます。デザインが凄くいい。私好みです。コスチュームジュエリーってどんなもんだろうって思っていましたが、宝石類とは違いあまり後世に残らないものらしく、それはそれでとても貴重な一品なんだなと実感しました。こういうのをコレクションしようと考えた人の先見の明も凄い。とても楽しかったです。