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次元大介を見ました。

どうもこんばんは菌です。今日はアマゾンプライム限定の映画、次元大介を見ました。前作である実写ルパンは見ていないんですが、何故今の時代になって実写なんだ?って不思議に思ったし、なんだか面白そうだったので見てみました。良く考えてみたらアニメのルパンVSキャッツアイもアマゾン限定でしたね。意外とルパン関係はやってるのか。
 内容はハードボイルド系には良くある陰謀に関わった子供を助けるやつ。最初は次元ってこんなキャラだっけ?って思ったけど、アニメ本家でもコナンくんのお父さんやったり食べ方汚かったりするしコメディも出来てたのを思い出しました。良く喋ってくれるルパンがいないから、次元を能動的に喋らせるために子供を失声症にしたのは上手いなって思いました。あっ序盤はちょっとグロあるので耐性無い方は気を付けた方がいいです。暗かったのでそこまでヤバくなかったけど。血の音がちょっと生々しかった。
 それから今回の敵役のアデルさんが凄かった。車椅子アクション、実際に出来るかは置いといて物凄くカッコ良かった。ちゃんと普段用とアクション用と車椅子を使い分けているアデルさんいい…。造形が物凄くアニメぽいのも好み。メインの敵役は二人いるけれど、どちらも実写でありながらアニメ寄りなキャラ造形しているのもポイント高かったです。アデルさんのガンマンらしく次元に一本勝負を挑むところとか、最期のシーンとか、自分的にはとても良かったです。ガンスミスのお婆ちゃんも生き残ってくれて良かった。
 それから本家アニメの小ネタもちょいちょい挟んでくれていて、実写スタッフも彼らなりにリスペクトしているんだな、と感じられました。分かりやすくパスタあって喜んじゃったよ。飲み屋の写真のネタだけ分からなかったんだけど先代って言ってたから小林さんなのかなあ。後でちゃんと調べてみよう。
 実写の次元はアニメの次元をそのまま表現しているかというとノーだと思います。そもそも目を見せている時点で別物だし。でもどうやって実写というか、生きている人間の次元大介に落とし込むか、は個人的には上手くいってるんじゃないかな、って思いました。最後の方の港で寝タバコしてるところはアニメっぽく見えたし。ガンアクションはカッコ良かったので、見て損は無いし、個人的にはこの実写はアリじゃないかなあと思っています。そんな感じ。
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柄本家のゴドーを見ました。

どうもこんにちは菌です。今日はドキュメンタリー映画…でいいのかな?である「柄本家のゴドー」を見ました。シン・仮面ライダーを見てから柄本佑さんが気になってきているので、ちょうど一時間くらいだしサクっと見れるので見てみようと思ったのです。
 内容は、かつて父、明が演じたゴドーを待ちながらという作品を、その息子たちが演じるというものです。兄は当時観劇していたらしく、内容は分からなかったけれど面白かったとコメントしています。あらすじは二人の男が喋る会話がメインで、その内容はゴドーを待っている、以外はほとんど無に等しいです。何日も何日も待っているけれど、ゴドーとやらはまったく現れない。そもそもゴドーという存在が実在しているかすらも不明です。そんな不明瞭な存在をじっと待ち続けることをユーモラスに、それでいて皮肉っているものです。
 柄本家の中にあるゴドーを待つための舞台は、三者三様に微妙に違っています。共通するのは真ん中にぽつりと立つ一本の木と、左右にのびる一本の道だけ。何だかそれも面白かったです。それから家族仲も悪くないんだろうなあ、と言葉の端々からそう感じました。柄本兄弟の何気ないやり取りがとても良かったです。お互いいい大人ではあるんだけど、二人だとどこか子供っぽい感じもする。いいですね、ちょっとうらやましい。
 二人が演じたゴドーを待ちながら、は残念ながらもう上演されていません。見てみたらだいぶ昔だった。本編はまったく映されていないので、どこかで映像媒体を探さなければなりません。そこだけがちょっと残念だったなー。アマプラに入っていたら最高なんですが、恐らくないと思います。探してはみるけど。でもちょっとだけ柄本家に近付けたような気がします。面白かった。

岸辺露伴ルーヴルへ行くを見ました。

どうもこんにちは、菌です。今日は岸辺露伴ルーヴルへ行く、を見ました。本当は映画館で見たかったのですが、どうしても体調と上映スケジュールが合わずに行けませんでした。なのでかなり早くアマプラに入ってくれたのはとてもありがたい!というわけで見ました。一応原作も読んでいるはずなんですが、発売当時かその直後くらいだったので、あんまり記憶に残ってないです…。
 ドラマ版の雰囲気はそのままに、ロケ地がパリということもあって、めちゃくちゃ映像が美しい!サモトラケのニケの前で撮影とかうらやましいなあ。他にもモナ・リザなど超有名な絵画たちが背景に映し出されるだけでうっとりしちゃいます。いいなあ。
 ストーリーも原作を元にしつつ、上手く整合性をとっていて、なるほどなあと思わせる点がたくさんありました。仁左衛門役をこの人がやるのかー!ってびっくりしました。でもだからこそ七瀬さんが原稿を見たときに豹変したんだろうなあ。本当にそこらへんが上手かったです。何より黒い絵の再現というか、おどろおどろしい、底が見えない恐怖を映像化出来たのが凄かった。見えない恐怖に襲われる人たちの演技も素晴らしかったです。
 今までのタイトルには「動かない」とありますが、今回はそれがありません。最初は巻き込まれたにしろ、結果的に彼は今回は能動的にルーヴルへと赴き、そして黒い絵と対峙します。それが己の血筋、先祖から連なる罪と罰に繋がるのが凄くジョジョっぽいなあと思いました。それからほぼオリジナルキャラと化した泉くんが本当にヤバい。この子自分が知らないだけでスタンド能力者なんじゃなかろうか。それくらいヤバい。そもそも露伴先生になんだかんだついて行ける時点でヤバかった。泉くんの過去もちらりと覗くことができたのも良かったなあ。上手い掘り下げでした。
 見終わった感想としては、原作をもう一度読み返したい!でした。読み返したらまた映画見ちゃうんだろうなあ。めっちゃくちゃ面白かったもんなあ。本当に素晴らしい映画でした。

劇場版仮面ライダーゼロワンREAL×TIMEを見ました。

どうも菌です。今日は朝から時間があったのでゼロワンの映画を見ました。割と好評だったのを耳にしていたので、どんなんだろうということで見てみました。ゼロワンてもう4年くらい経つんですねこええ。そして最後はみんなどうなんだったっけってなりました。最近スピンオフが多いから混乱しちゃう。
 あらすじは簡単に言うと世界を変えようとする敵を、或人たちが阻止する話。そこにイズ自身の話や、最終回後のキャラたちを垣間見ることが出来ます。そういや亡さん何故かAIMSに入ったんだった。不破さんとのコンビが好きだったけどなー。ちなみに個人的な推しは亡さんです。かっこいい。
 敵であるエスが何故凶行に走ったのか、そして新たなイズが自我を獲得していく過程、そしてメインライダーたちや滅亡迅雷たちの出番など、一時間ちょっとでぎゅっと上手く詰め込んだなあと思いました。雷兄ちゃんほんとに少ししか出てないけど良いお兄ちゃんしてました。新しいイズも新しい自分として歩み始めた、というのを見せたのもAIが心を持つという未来へのいいきっかけになったし、或人と二人で共闘するのもアツかった!敵であるエスがどうしてこうなったのか、を伊藤英明さんがめっちゃ熱演してくれて凄い良かったです。本編の出来事と上手くリンクさせるのうめえなって思いました。
 それから各フォームの見せ場がきちんとあるのが良かった!メタルくんのバッタたちでエデンのナノマシンを制圧していく頭脳プレイ。この社長、出来る!他のキャラたちのフォームもなるべく出そうというスタッフたちの熱意が伝わりました。アクションもカメラワークが凄いし、合成もカッコよかったです。ライダー映画にたまーーーーにある中弛みな展開もなく、楽しく見れてとても良かったです。今度はジオウとの映画も見てみようかな。そんな感じ。

映画・犬王を見ました。

どうも菌です。今日は何となく気が向いたので映画「犬王」を見ました。前々から見たいとは思っていたのですが、病気もあってさすがに映画館には行けなかったので、ちょうどいいタイミングだと思い頑張ってみました。
 結論から言えば、映像と音楽は百点満点だと思いました。めちゃくちゃ凄い。犬王と友魚、どちらもアフレコと歌唱力が物凄かった。それから映像も源平合戦直後の時代でありながら、それっぽい工夫をしつつ、現代風にアレンジしてて凄かったです。アヴちゃんてすげえんだな…。
 ストーリーは世間からはみ出した二人の少年が、音楽を通じて少しずつ友情を育み、そしてその音楽で観衆たちを魅了していくものです。ですが時代は源平の壇ノ浦が終わり、南北朝でいささか混乱していた時代です。アニメの平家物語の後の話ですね。なのではっきり言ってかなり血生臭いです。普通にグロがあってびっくりした。犬王たちが見せる華やかなステージとは裏腹に、そこはめっちゃくちゃ薄暗くてグロテスクです。犬王のお父さんがあまりにもクズでびっくりした。ていうかあれの元ネタどろろだよなあ。同じお父さんでも友魚のお父さんはまだ殺された恨みがあるからあれはまだマシだった。
 最終的に頂点に立った二人は時代の波に飲まれて引き裂かれてしまいますが、犬王はともかくとして友魚があそこまで犬王に執着したのにびっくりした。犬王は自分の異形を一番最初に認めてくれたから友魚に思い入れが強くても分かるけれど、友魚にとって犬王はどれだけの存在だったんだろう。そこらへんもっと欲しかったなあって思いました。自分を琵琶法師の道に引き入れてくれた兄弟子が死んでも己を貫くって相当だと思う。そう考えると、犬王はまだ線引きが出来たタイプだったのかなあ。これに関しては私の読解力が無かったのかもしれない。
 それからびっくりしたのが犬王の本当の素顔です。もっとイケメン系なのかと思いきや、バットマンのジョーカーみたいな感じだったのでそれ!?ってなりました。髪色も緑っぽいからますますそう見えてしまう。逆にあそこ意識したのかなあ。アヴちゃんの声が爽やかというか可愛さも感じられる声色なので、もっと優男なんだと思い込んでいました。
 友魚は600年もずっと犬王の物語を、平家の物語を綴っていました。それをようやっと犬王が見つけてくれる。名前を変えたから分からなかった、という伏線は良かったです。でももうちょい早く見つけてあげて欲しかったな…。まああの状態なら地縛霊みたいなもんだし、逆に探しづらかったのかもしれない。
 犬王を見た感想は昔の音楽や能をを現代風にアレンジする、というアイデアは凄くいいな、と思いました。ただ音楽や映像を重視してしまったせいで、ちょっとストーリーや深掘りが弱めかな、というのが残念なところだと思いました。犬王と友魚だけで始めたはずの活動なのに、いつの間にか…初演から仲間がいる、一回のみの公演なのに観客が完璧にレスポンスが出来ている(普通なら初見だとついていけないはず)、等々です。そこらへんがあまりにも唐突過ぎたのが残念でした。ポイントポイントはいいのに、そこへ繋がる積み重ねの部分が全部切り落とされている、という印象を受けました。
 色々残念な部分もありましたが、それでも見ごたえのある素晴らしい映画だと思いました。楽しかったー。