ドラゴンボール超スーパーヒーローを見ました。 感想 2023年09月04日 どうも菌です。今日は久しぶりに映画を見たい気分になったので、アマプラでドラゴンボール新作のスーパーヒーローを見ました。色々前情報やネタバレは知っていたんですが、実際に見るのは今回が初めてです。ちなみに幼少期一番好きだったのは悟飯ちゃんでした。セル戦の悟飯ちゃんカッコ良かったよね。悟飯は無限の可能性を秘めているんだ。 今回の敵はかつてのレッドリボン軍のレッド総帥の息子で、ドクターゲロの孫も出て来ます。ていうかこの人たち子供いたのか。ちらっと見た感じ息子さんが16号のモデルっぽいですね。あーそういう風に繋げてくのかーって感心してしまいました。確かに人造人間やセルを最後に相手にしたのは悟飯だし、それの成長を促したのもピッコロなのでめちゃくちゃ納得しました。鳥山先生はそういう設定の拾い方が上手い気がする。 ゲストのヘドやガンマ兄弟も、敵対はするけれど悪役ではない、という落としどころが上手かった気がします。ヘドが過去にやってたことはかなり悪いけど、今は心を入れ替えているみたいだし、ブルマは人の扱いが上手いので大丈夫そうだなあ、って感じ。ガンマお兄ちゃんだけでもかなり過剰戦力だけどこれからどうするんだろう。弟は死んでしまったけどいいキャラだったから復活して欲しいなあ。でも大切なモノを失ったことを知ったからこそ今のヘドとガンマお兄ちゃんがいるんだろうし、難しいところではある。 あと悟飯の覚醒のトリガーが娘でも父でもなく、ピッコロさんっていうのが凄く良かった。なんだかんだ父親以上に父親してるもんな。かつての幼い頃の姿をパワーアップさせたような最終形態?も良かったです。あと何度でも言うけど野沢さんヤバすぎないか。演じ分けが本当に凄すぎるし御年八十過ぎてるとは思えないくらいの声量だった。それから落ち着いた感じの訛ってない野沢さんの口調が好きなので、悟空よりも悟飯の方が私的にグッときます。 今回のトドメは悟飯が刺したけれど、全体的に見るとこれはピッコロさんの映画と言っても過言では無いかなあと思います。神様と融合したからってのもあるんだろうけど、事態を冷静に把握して大局を見て対策し、行動するのが上手すぎる。悟飯一家の面倒を見るけれど、ちゃんと悟飯たちと一定の距離を保つし、それでいて突き放さない。そりゃ悟飯家がべったり懐くわけだ。この人おじいちゃんよりおじいちゃんしてるよ。 ドラゴンボールの主人公は言うまでもなく孫悟空です。それは恐らくこれからも変わらないと思います。鳥山先生は一度、主人公の交代劇をしようとして、失敗してしまった。それでも時を経て、悟空が表に出て来なくても、事態を収束させなくても、これだけの面白い作品が作れるのだと証明したのは物凄く大きいと思います。やろうと思えば誰が主役でも大丈夫な訳です。悟空は添え物でも構わない。これから感情をコントロールできたブロリーが主役になるかもしれないし、意外とまたフリーザ様が出て来ても面白い。その可能性を先生自身が示したのは流石だなあと思いました。めっちゃくちゃ面白かった!次は誰が主役になるのか。そのわくわく感を抱かせてくれてとてもとても良かったです。ドラゴンボールの今後の可能性に期待しちゃいます。素晴らしい作品をありがとうございました。 PR
ジブリの君はどう生きるかを見に行ってきました。 感想 2023年08月11日 どうも菌です。こちらの都合で金曜日から友人がお泊りに来てくれた上、タイミングも良かったのでジブリの新作を見に行ってきました。ちなみに前情報やネタバレはまったく踏んでいないまっさらな状態です。主題歌が米津玄師だってくらい。なので多少ネタバレを含むかもしれません。 つづきはこちら
スーパーマリオブラザーズ・ムービーを見ました。 感想 2023年05月20日 どうも菌です。今日は超有名ゲームの映画、スーパーマリオブラザーズを見に行ってきました。前々から大評判でだし、好きな声優さんも出ているので行ってきました。もう本当にすべてが凄かったし面白かった!マリオの映画としては満点どころじゃないかもしれない。 マリオとルイージは現実の世界のブルックリンに住んでおり、配管工としてはあまり繁盛していない、そして大家族であるという設定は映画初のようです。それなりに期待されていながらも結果を出せていない、どこかもどかしい思いを抱きつつ、マリオとルイージ兄弟はピーチ姫やクッパのいる世界へと飛ばされてしまう。割と現実世界ではまったく冴えない兄弟という感じですが、それが後々に生きてくる、そして配管工としての腕前は確かで、ちょっとおっちょこちょいなだけ、というのが上手い塩梅でした。それぞれのキャラのバックボーンが、重たくならない程度にちりばめられているバランスも良かった。クッパも恐怖の大王でありながらも、どこかチャーミングなところもあり、憎み切れないように仕上げているのも上手い。 そしてとにかくピーチ姫が強い!王女として、女性として、めっちゃくちゃ強かった。下手したらマリオよりも活躍してたかもしれない。マリオと恋仲にはならない程度の距離感がとても良かった。アイテムをゲットするとドレスの色が変わるのがとても可愛かったです。どんなに動いてもずれないティアラのツッコミには笑った。ドンキーも強気でわがままだけど、やるときはやってくれるので凄い心強い!ていうかジャングル王国の技術どうなってんだ。キノコ王国は魔法で、ジャングル王国は科学が発達してるっぽいですね。そこがマリオカート要素に繋がるのが凄い。 物語の流れも完璧で、とにかく諦めないマリオの姿、そして最後には兄のために奮起するルイージ、ラストバトルの爽快さ、すべてにおいて最高でした。劇中で流れるアレンジ曲もめちゃくちゃ良かった。私はアクションが苦手なのでファミコンの3くらいまでしか真面目にやっていなかったけれど、それでもたぬきマリオが活躍してくれて凄い嬉しかったなあ。マリオカートとかの他ゲームの要素とか、マリオに関するネタがもうあちこちにちりばめられていて、数えきれないくらいでした。一時間半があっという間に終わってしまうくらい、夢中になる映画でした。これは万人受けする映画だなあ。だってマリオを知らずに生きている人って、本当に極わずかだと思うんですよ。必ずどこかで目にしてしまう。こういうゲームだって分かっている。そしてそれが映画になっている。最高じゃないですか。本当に最高の映画でした。とてつもない満足感を得てしまった。そんな感じ。
天使のたまごを見ました。 感想 2023年05月17日 どうも菌です。今日は押井監督の問題作、天使のたまごを見ました。前から噂だけは聞いたことがあった上にアマプラに入っていたので、短い時間だし試してみよう、って感じで見てみました。ぶっちゃけるとストーリーが難解というか、そもそもストーリーがあるのかすら謎で、何か凄い作品だったなあっていうのが正直な感想です。かろうじてノアの箱舟の話が出ていたので、もしかしたらノアの鳩がオリーブの枝を持ってこれなかったイフの世界なのかもしれません。世界中水浸しだったし。 物語は海に落ちていく巨大な建造物から始まり、たまごを抱いた女の子と、巨大な銃を持った男の子の、出会いから別れを描いています。ひとつだけ言えるのは映像がとてつもなく美しい。壁や地面を泳ぐ巨大な魚やヨーロッパ風の建物たち、そして美しくもグロテスクな化石たち。キャラも天野絵がそのまんま動いています。凄い。髪の毛とか細かすぎてびっくりした。音楽も綺麗だけれどどこか不協和音があって、ますます作品を一層不思議なものにしていきます。 結局、たまごの中身は空で、少女は無を、幻想を抱いていただけだったと判明しますが、そのときの慟哭が本当に悲しげでつらかった。天使の化石があったからなおさら信じていたんだろうなあ。でも夢はいつかは覚めるものだから、自分が気付くか誰かがそれを気付かせないといけない。男の子はそうとうつらかっただろうなあ。それがあの焚火での無音シーンなんだろうなあ。 結局女の子はあの巨大な建造物が作り上げた仮初の存在だったのか、それとも女の子が夢から覚めてあの中に入り込んだのか、そもそも彼女がいたのかすら謎で終わります。男の子だけがぼんやりとそれを見上げているから、彼にしか答えは分かりません。それ以上の情報が、説明がまったくない。そして彼らがいた場所も、巨大な箱舟なのだと最後に分かります。何だかどこまでも救われない、最後まで寂しい映画だなあと思いました。あー、男の子は許されなかったノアなのかなあ。そうとも取れますね。見る人によっていくらでも想像できるのが凄いけど、これだけ難解だとそこまで辿り着くのが難しそう。とにかく映像と音楽に圧倒された作品でした。そんな感じ。
素晴らしき、きのこの世界を見ました。 感想 2023年05月11日 どうも菌です。昨日はツイッターで流れてきて気になった「素晴らしき、きのこの世界」を見ました。この前の毒展でベニテングダケちゃんが気になっていたのもあって、ちょっと興味が湧いて来たのです。そもそもあだ名が菌というのもありますし。そんな軽い気持ちで見てみました。 最初は菌類がどうやって世界中に根を張って来たのか、その生態のメカニズム等を説明してくれます。ですがその説明する人たちがいわゆる屈指の菌類オタクなので、どちらかというともう菌類を愛して愛してやまないために、冷静でありながらめちゃくちゃ語りまくるという、どこか我々に近いものを感じてしまいました。まあそうだよなどのジャンルのオタクもそんなもんだ。 しかし世界は度々菌類によって救われているというのは過言ではないと思います。あのペニシリンだって菌類から生まれたものですからね。今やあらゆる科学において、自然から生まれた菌を使う計画が進められている、というのも理解できます。でも最後の幻覚作用に関しては首をひねってしまいます。文化が違うというのもあるかもしれません。それなら死に対して安らぎを与えるのではなく、ガンに効く菌とかもありそうな気がしちゃいますけどね。分野が違うのでしょうか。あるけど研究途中なのかも。 とにかく映像は丁寧で綺麗でとても圧巻でしたが、集合体とか死骸とか見るのが苦手な人はちょっと避けた方がいいかもしれません。グロくはないけど菌によって崩れていくのを見るのが駄目って人はいそうな気がする。その関係上、虫も多く出て来るので、見るのも嫌な人は気を付けた方がいいです。ですがそれが大丈夫な人は、見てもいいかもしれません。菌類という未知の存在を知るにはちょうどいい映画だと思います。そんな感じ。