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とある筋から面白いロボアニメがあるということで、マジェプリこと銀河特攻隊マジェスティックプリンスを視聴した。劇場版まで見終わったので、アウトプットがてらちょろっと感想を書いていこうと思う。ちなみに私はアンジュとブラックシックス推しになりました。追加戦士に弱い。
もともと放送当時から好きな俳優である池田純矢くんが声優として出るということで気になってはいたのだが、どういう理由か忘れたが結局途中でリタイアしてしまった。なのでほとんど前知識無しで見たのだけれど、見れば見るほど丁寧に描かれたロボットアニメだった。
遺伝子を操作され、記憶を消された状態で士官学校に入学し、戦うためだけに作られた少年少女たち。彼らはザンネンファイブと呼ばれながらも、周りの大人たちに見守られながら、不器用ながらも団結しエースパイロットへと育っていく。彼らは大人達からすれば実験体であるウサギだが、今を必死に生きる普通の感性を持った少年たちである。だからヒーローを夢見るし、恋もするし、ヒトの死にショックを受けて塞ぎ込んだりもする。それを大人たちが必死にフォローしてくれる。なのでほとんどストレス無く視聴出来た。後から追加されたアンジュも、最初はその性格から5人と馴染めずにいたものの、最終的には切り込み隊長を務めるまでになっていく。
ヒトは成長する生き物である。対するウルガルは、成長どころか感情すらも持たなくなってしまっている。あるのは子孫の繁栄と、己の欲を満たすための狩りだけである。自らの成長を止めてしまった種族は前に進むことは出来ない。けれどウルガルたちはそれに気付かぬまま、外的要因にばかり頼ってしまっている。本編はウルガルのワープゲートを破壊して終わるけれど、あのままでは恐らくあの種族は生き残れないだろうなと思ってしまった。
あの後チームラビッツがどうなるのかは分からない。過度に遺伝子を組み替えた影響で長生きは出来ないかもしれない。それでも彼らは大切なものを手に入れ、そして残している。だからその遺伝子がどんどんと受け継がれていけばいいなと思った。
最後にロボアクションがめちゃくちゃ良かったというのも付け加えておきたい。彼らの覚醒する条件がどれも違っていたのも良かったし、その根幹にあるのが「誰かを守りたい」気持ちから生まれているのがとても良かった。遅れ馳せながら、良いアニメを見れたと思う。とても楽しかった。
どうも菌です。お久しぶりです。タイトルの通り、友人がロシャオヘイのBlu-rayを持ってきてくれたので、みんなで鑑賞会をしました。TLでもかなり話題になっていたので、とても楽しみにしていました。ちなみに前情報は一切入れてませんでした。
まず幼いシャオヘイがフーシーという兄とも父とも言える頼れる存在に出会った(これはフーシー側が仕組んだものらしいですが)のと、シャオヘイの才能を認めて育てようとする師のムゲンから、様々なことをありのままに受け入れて育っていく過程がとても丁寧に描かれていて良かったと思いました。
結果的にフーシーはシャオヘイを利用することになってしまったけれど、本当ならやりたくなかったんだろうなあ、て思わせる部分と、どうしても譲れない部分がせめぎ合っている葛藤が良かった。そしてムゲンは絶対にシャオヘイを信じ、そしてそのために不利な状況でもフーシーと戦った。ゆえに結果的にシャオヘイとフーシーとの決別に繋がってしまったのが何とも辛かったです。残されたフーシー陣営のみんなはそれなりに館の牢で生活しているようなので、それが救いなのかな、て思いました。あの木の周りも公園になっているそうですし。
それからアニメーションのメリハリが凄く日本に近くてとても見やすかったです。ギャグのテンポとかほぼ日本と変わらなくてびっくりしました。YouTubeのショートアニメを見る限り作者の方はかなり日本に影響を受けているようなので、妙に納得してしまいました(シャオヘイたちが中国のコミケに行くお話などで日本のアニメのレイヤーさんがいたりするので)。
アクションに関しては日本よりも中国のカンフー映画とドラゴンボールを参考にしたのかな、と思わせる動きが多かった気がします。どのキャラも凄く滑らかに、かつダイナミックに動くので見ていて飽きないです。ていうか速すぎてついていけないところもあるくらいでした。ムゲンさんマジ速い。
属性や己界や精霊の存在、陰陽五行、日本以上にスマホ社会だったり、中国独自の文化もチラホラ見れたのも楽しかったです。精霊みんな情報源としてスマホ持ってるの面白かった。あと館ってWi-Fi飛んでるんですかね…。
それから最後に、とにかくシャオヘイがかわいかった。猫でも子供の姿でもめちゃくちゃかわいかったです。最後に泣きながら師匠と叫ぶシーンの口元が幼児そのものでめっちゃかわいかった…。ムゲンに抱きついて最後まで顔を見せないのも、らしくて良かったと思いました。
今後はまたWEBアニメなど展開があるようなので、それがとても楽しみです。とてもいいアニメを見れてとても満足でした。楽しかったー!
タイトルの通りである。先日、SSSS.DYNAZENON(以下ダイナゼノンと表記する)が最終回を迎えた。主人公の蓬くんたちが未来へ向かって歩き出す、とても明るいラストだった。ただ一人、ガウマさんは除いて。でも彼は彼なりに納得して逝ったので、そこは問題ないのかもしれない。
結局、ガウマさんは何者だったんだろうか。姫という存在からダイナゼノンを託された怪獣使いと本人は自認しているが、ラストシーンのアレを見るに、彼はガウマさんであってガウマさんではない、別の存在なのでは無いかと思うようになった。何故ならば、前作グリッドマンの主人公の響裕太が、終盤になって、グリッドマンの精神が入り込んだ状態だったと判明するからである。
あのラストシーンから考えるに、ガウマさんはダイナドラゴンそのものだったのでは無いだろうか。怪獣優生思想によって蓬くんたちのコンピューターワールドに危機が迫ったため、ダイナドラゴンの精神の一部が、ガウマさんというミイラを依り代にして、彼らの世界にやって来たのでは無かろうか。まあそうなると、送り込んだのは誰なのかという話になってしまうのだけれど。もしかしたらダイナドラゴンが抑止力として無意識に動いた結果なのかもしれない。
彼が常々言っていた三つの大事なことも、最後まで語られずに終わってしまった。約束、愛。その次には何があったのだろう。最後の告知からこの続きがあることは明確になったので、もしかしたらそこで改めて語られるかもしれないし、敢えて秘められたままなのかもしれない。言ってしまえばダイナゼノンではこの部分が重要なポイント(夢芽ちゃんの件に関しては約束、が最初の大事なポイントだったけど)ではないから、空白のまま、視聴者にすべてを委ねた可能性もある。
ダイナゼノンは、手を繋いで歩き出す蓬くんと夢芽ちゃんの背中で終わった。最初はどうなるかと色んな意味でハラハラしたけれど、ガウマ隊は、時にぶつかりながら、それでも必ず四人の心を、最後にはグリッドナイトとちせちゃんの想いを受け取ったゴルドバーンも含めたみんなで力を合わせ、怪獣から世界を守り、自分たちの中の憂鬱を、オープニングの歌詞通りひっくり返した。怪獣優生思想たちの目的が弱かったという指摘もあるけれど、彼らはその名の通り怪獣が無ければ生きていけない、それだけの存在だったんだろう。ダイナゼノンを怪獣もどきとしか評価出来なかったから、彼らは負けたのだろう。
あの最終回からずっとあれこれ考えていたのだけれど、私の中でガウマさんという存在がまだ消化不良というか、あの最期をどう受け取っていいのか分からないので、つらつらと書いてみた。でもやっぱり、彼の根本的な部分は分からずじまいだった気がする。もう一度最終回を見直せば、色々とまた解釈が変わるかもしれない。
恐らくガウマさんの魂は、あのダイナドラゴンに宿ったのだろう。だからきっと、ガウマ隊は世界の憂鬱をひっくり返すために、また集まるかもしれない。グリッドマン同盟たちとも関わるかもしれないし、それを楽しみに続報を待とうと思う。とにかく、TRIGGERを始めとしたスタッフの皆さん、お疲れさまでした。良いアニメを送り出してくれて、ありがとう。
私は最近、アマゾンプライム会員であるのを利用して、Kindleで小説を読むようになった。自分の文章力を上げるための勉強でもあるし、動画を長時間見続けると気持ち悪くなってしまうので、文章の方が体調に合っていて都合が良かったためだ。
とりあえずジャンルは問わずに(病気なのでホラーやあまりにも精神的に苦痛を伴いそうなモノは除く)あれこれ読んでいるのだが、そこで「おもいでエマノン」という小説に出会った。昭和の頃に書かれたSF小説で、かなり有名な作品であることを私は読後に知った。
物語はエマノンという女性を主人公にした短編集で、様々な時代、場所、そもそもの主人公のエマノンすらも代替わりしていくという面白い題材だった。エマノンは地球で生命が生まれてからの記憶をすべて持っている特殊な能力者で、劇中には、彼女以外の能力者も登場し、様々なかたちで関わっていく。けれどいつも最後には、エマノンはタバコをくゆらせながら、ひとりで旅立っていく。
私はこのエマノンという女性と話の内容がとても気に入って、サクサクと一冊を読み終えてしまった。億単位の年月の記憶を持つエマノンの葛藤や諦めにも似た感情、それでいて今の時代を必死に生き、誰かを愛する姿がとても眩しかった。「エマノン」という役目を終えた女性の悲哀にもとても惹かれてしまった。
また題材も昭和の時代でありながら、今の時代にも通ずるテーマを扱っていたりして、とても面白かった。文章に古臭さというのだろうか、そういうのを感じなかったからそう感じたのかもしれない。恐らくエマノンは昭和を、平成を、そして今の令和も、飄々としながらも、新しい記憶を刻みながら生きているんだろう。そう思わせる物語だった。とても面白かった。
※これを書いている人間は呪術廻戦をほとんど知りませんのでご注意ください。