忍者ブログ
ご飯とかお出掛けとか推しとか何か色々。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

スパイダーバースを見ました。

どうもこんにちは菌です。今日は巷で大流行したスパイダーバースを見ました。こちらめちゃくちゃ評判が良かったのですが、今までは体力と見るタイミングが無かったので、ようやくチャンスが来たな、という感じで見てみました。実は珍しくネタバレをまったく踏んでいなかったのでほぼ初見です。
 まず最初にマイルスの世界のピーターの声が中村氏で驚かされました。宮野ピーターにも似ていながらも、彼より若いからか好青年っぷりが出ています。これ本当にびっくりした。そうだよなこのバースにもピーター・パーカーがいないと色々成立しないもんな。
 お話は基本的にマイルスの境遇や心情、そしてもう一人のピーターや仲間たちを経て成長することですが、他のキャラクターたちにも短いながら色々あったんだなあと思わせるのがとても上手かったです。個人的にペニーちゃんとクモくんの組み合わせが物凄く好みだった。そういうの好きだね。
 師となるもうひとりのピーターは、ひたすらだらしなく、マイルスの世界のピーターとは正反対のようにも見えます。それでいて咄嗟の判断力や知識、どんな状況でも軽口を忘れないというところは、なんだかんだ長年スパイダーマンをやっていたというのをうかがわせてとても良かったです。グウェンちゃんといい、みんなスパイダーマンなので初っ端から覚悟きまってるのがかっこいい。まさか彼女のヘアスタイルがマイルスのせいだって分かってほんと笑った。いい子だよグウェンちゃん。
 実はスパイダーマンにはあまり詳しくなかったんですが、それでも仲間やヴィラン、そして家族の立ち位置、それぞれの運命、境遇などをひとつひとつ天丼ネタのように繰り返すことで視聴者に理解させていく流れは面白かったし、マイルスがぶつかってしまった運命という壁を乗り越えたとき、彼もまたスパイダーマンになれたのだ、という説得力が強くて、話の構成がうますぎるなと思いました。こうやって彼の悲しい運命がやって来ちゃうのか、ってなった。おじさんの下りは本当にびっくりした。
 映像もときどき目が痛かったけど、鮮やかでコミックスのようなコマ割りが入ってくるのもスパイダーマンっぽくて良かった。アクションもキャラクターによってそれぞれ色が違い、しかも目まぐるしく動き回るので目で追うのが大変なくらいでした。絶対ああいう動きって元ネタありそう。
 スパイダーバースは次回作も決まっているようなので、物凄く楽しみです。今度は劇場で観れたらいいなあ。評判通りの楽しく面白い、素晴らしい映画でした。
PR

デスノートLight up the NEW woldを見ました。

どうも菌です。今日は映画デスノートの正統な後編であるLight up the NEW woldを見ました。前作ふたつも見ており、シンライダーで池松くんが気になっていたというのもあって、今回これを見ることにしました。ネタバレちょっとあるけど、だいぶ昔の映画なので大丈夫だと思ってそのまま載せておきます。
 物語はライトとLが死んでから十年後の世界です。未だデスノートの脅威にさらされる人間世界と、新たに生まれたキラ、そしてそれに対抗する者たち。死神側もリュークが続投し、そして新たな死神も出て来ます。技術がだいぶ進歩したのもあって、死神たちの表情や動きもとても滑らかで違和感を感じさせません。個人的にアーマちゃんと竜崎の関係が物凄いツボでした。お前こういうの弱いな。
 物語は新生キラが誰なのかを突き止める、そしてデスノートを六冊集めるのが重要なポイントとなっていきます。お互いの陣営が知恵と技術を使って騙し合いをするのは、以前のキラとLの対決を思わせます。リュークも相変わらず享楽主義で楽しそうだった。他の死神は結構真面目そうなので、彼が異端なんだろうなあ。
 そして最終局面になって大どんでん返しが起きたのは本当にびっくりした。所有権を放棄するとそれに関する記憶が無くなる、というのを上手く突いた戦法だなあと思いました。まさかお前が新生キラだとは思わなかったよ…。そしてアーマの最期が本当に美しくて悲しかった。恐らく竜崎とアーマは恋人もしくはそれに近い存在同士だったんだろうなあ。竜崎の死が確定している以上、アーマも生きている意味が無くなってしまった、彼のいない世界で生きているのは辛い、だからこそ自分のノートをヒトのために使った。竜崎の本気の慟哭がつらすぎた。池松くん本当に演技が凄い。
 結局デスノート争奪戦は終わらず、世界はまた混沌としていく。新たな竜崎は、先代の遺志を継いで混沌に飛び込んでいく。その様を、死んだはずのライトが計画通りだと呟く。ライトがどこまで計算していたのか分からないけれど、結局、世界は死人であるはずのライトの手のひらで転がされていく。この続きが無いとしても、この争いは永遠に終わらないんだろうなあ。そう思わせる最後でした。面白かった!

映画・ムーミン谷の彗星を見ました。

どうもこんにちは、菌です。今週は何故か映画を見たい気分になっているので、ずっと溜め込んでいたムーミンの映画を見ることにしました。
 ムーミン谷の彗星は、あらすじだけ知っている状態だったので、全体はこんなお話なのかと、まずびっくりしました。キャラクターがすべてパペットで出来ているので、トーベの絵やアニメとはまた一味違った造形になっていたのも面白かったです。それから声優陣も、私に馴染みのある人たちだったのも良かったです。
 お話としては彗星が近付きつつあり、危険の確認のために天文台へ向かう、そして無事にムーミン谷に帰ってきて、彗星の顛末を見届ける。そんなお話です。でも色んなキャラクターに出会ったり、ときどき寄り道したり、危険が迫ったりと大冒険を繰り広げます。何というか、お話の流れがアニメよりは洋画寄りのテンションだった気がします。話を一時間ちょっとでまとめないといけないので、いつものゆったりとしたムーミンより、やや駆け足に見えてしまったのかもしれない。
 パペットたちの表情はとても豊かで、動きも細やかで、小道具や背景、彗星の描写など細部にまでこだわっていて凄かったです。制作に相当な時間を要したと思うので、スタッフの労力は凄まじかったんだろうなあ。脱帽です。とても楽しく、面白いものを見れました。

映画・トーベを見ました。

どうもこんにちは菌です。今日はムーミンの生みの親であるトーベ・ヤンソンの半生を描く映画、その名もトーベを見ました。
 ポスターとかは割とポップな雰囲気でしたが、その内容はとても生々しいものでした。高名な芸術一家に生まれたために若い頃から苦労し、鬱屈と閉塞、そして自由過ぎる恋愛を繰り返すトーベ。ウィキペディア等ではかなりぼかされていましたが、その恋愛模様はかなり激しく描かれています。かなり赤裸々です。これホントなのかなあ。半分くらいはフィクションなんだろうなという気分で見ていました。
 劇中ではスナフキン、トフスランとビフスラン、トゥーティッキのモデルとなったパートナーたちが出て来ます。トゥーティッキに関しては後半ちょろっと出て来るだけですが、これからトーベと仲睦まじくなっていくんだろうな、という、ちょっと希望を持たせてくれる感じでした。
 画家ではなく漫画で才能を花開かせ、そして厳格な父も、本当はトーベを認めていた。そして人生の区切りと、新たな出発で終わる。ムーミンを過剰に期待して行くとめちゃくちゃ肩透かしを食らうけれど、トーベ本人を知るにはとても良い映画だと思いました。戦後の混沌とした中で、彼女は女性として、芸術家として藻掻いていく。けれど彼女の根城である部屋は色鮮やかで、オシャレで、彼女が才能ある人であることを暗に示しているように見えました。
 あまりこのような映画は見ないタイプなのですが、ムーミンと関係なくともとても興味深く、面白い作品だと思いました。ムーミンたちを見る目がちょっと変わりそう。そんな感じ。

劇場版ゆるキャン△を観ました。

どうも菌です。最近映画館で二時間くらいの映画の視聴に耐えられるようになってきたので、家でも映画見れるんじゃね?ととうとう気付いたので、ずっと前から見たかったゆるキャン△を見ました。もう一年以上経つのかな?なのでネタバレは配慮しなくても良いかなと思うので、そのままつらつらと感想を書いていこうと思います。
 とにかく雰囲気と音楽がとても心地良かった。劇場版になっても、ちゃんとゆるくキャンプする、というところは変わらない。何よりどこまでも優しい世界で、乗り越えなければならない障害もそれなりにあるけれど、野クルのメンバーがそれぞれ頑張っていく姿は、大人になっても変わらずにあると綺麗に描かれていました。いい意味でちゃんと大人になってる。ただリンちゃんに関しては徹夜とか多少無理してそうだから気を付けて欲しい…。
 野クルの中では一番リンちゃんが大人になったような気がする。リンちゃんもソロキャンとかしてたししっかりしてるんだけども。一番描写が多かったからか、ますますそういう気分にさせるのかもしれない。上手くいかないこともあるし、上手くいっても先輩のフォローが無いとまだ立ちまわれない。それを気付かせない先輩もいい人すぎる。そういうことに関しては、アキちゃんもかなり責任が付きまとう仕事してるけど、ちゃんと説明出来るし、みんなに謝れるし、ああやっぱりこの子は野クルの部長だなあと思わせてくれました。しっかりしてる。
 これはフィクションの中の優しい世界だけれど、それでもこの世界、やっぱりいいなあ、と感じられる素敵な映画でした。いやーめちゃくちゃ癒された。最高でした。